匿名希望様 (東京都) よりお寄せいただいた体験談
使用魔道具: キールの加護(光属性) キールの加護(闇属性)

体験談を楽しみに読ませて頂いてます。
しばらく色々あってバタバタしていたのですが、昨日たまたま久し振りに体験談ページを開いたら、同性カップルの方の体験談がいくつか掲載されているのを読みました。
今までは相応しくないかと思い応募を躊躇ってましたが、魔道具の体験談として許されるのであればと思い報告したいと思いました。体験談はどこに送ればいいか分からなかったので、以前親身に相談に乗って頂いたマリエッタ様に送らせて頂きました。
同性愛の体験が色々出てくるので苦手な方はこの先の文章に注意してください。
僕は両親に同性愛をカミングアウトしてから「一家の恥さらし」「親不孝者」と勘当され、18歳で一人上京しました。
当時2ちゃんねるで知り合った同性愛者の男性Kの家に転がり込んで東京での暮らしをスタートしました。僕は初対面のKに一目惚れして、初めて出会ったその日に身体の関係を持ちました。全く経験の無かった僕としては、僕のような家出男を受け入れて一線を越えて一緒に暮らしてくれるという事は恋人という事だと勝手に思い込んでいたのですが、Kは僕の愛情表現を「若いね」と笑って交わしてばかりで、そのうちKの本当の姿がわかりました。
Kには僕ではない本命の恋人や、一線を越える深い関係のお客さんや、僕と同じように2ちゃんねるで知り合って身体の関係になった人が何人もいて、僕はただ若い身体を対価に居候させてもらってる同居人でしかない事に気が付きました。すごくショックでしたが、Kのようなお金持ちでモデルのような男性なら周りが放っておくはずも無いので、それが現実で仕方がない事なのだと思い、一緒に暮らせるだけで他の人より幸せだと思うようにしzg`ました。
Kは色んな所に僕を連れて行っては「18歳はステイタスだからね」と僕に言いました。若い男を連れてる事が嬉しくて自慢したくて仕方がない感じでした。僕と一緒にいるというのではなくて、18歳の男の子と一緒に暮らしてる事を見せびらかしたかったのだと思います。愛情は、ペットのような可愛がり方でしたので異常なほど大事にはされてました。
それでも僕はKの事が好きで、ただ見せびらかすペットのような関係じゃなくて、Kに心から愛されて恋人として一緒にいたいと思いました。いずれ若さを失って価値の無くなった僕はKに捨てられる気がしてました。
2014年の夏にキールの加護を白黒セットで頼みましたが、最初は本当に遊ばれてる感じの関係でしたので、彼の本命になるのは無理だと周りにも言われてました。彼にはポルノ業界で有名な外国人の恋人がいて、僕は恋人と離れてる間の暇潰しのような存在の一人だったので無謀だと自分でも分かってました。
2015年、彼の恋人が日本での仕事を増やす事になって、今まで恋人が滞在中は二人でホテル暮らしだったようですが、これからは活動拠点を日本に移していくので家財道具や礼服もちゃんと必要だという事で、彼は僕と暮らしてるマンションの他に恋人と暮らすためのマンションを買いました。夏から秋にかけてはほぼ3ヶ月位家を空けて、彼は新しいマンションに行ってました。長く放置されて初めて、もう20代半ばになってしまった僕への無関心と無言の圧力を感じました。
2016年のお正月、また彼が向こうのマンションへ行くと言い出して2週間ほど家を空けたのですが、帰ってきてから「向こうで暮らす事にしたから、ここは引き払うか、住みたければ家賃光熱費払えるならこのまま一人で住んでてもいいけど」と言われました。いずれ来るとは思っていたけど、とうとうこの時が来たかと思いました。
この時は既に僕にもある程度の収入があったので出て行く事も考えました。でも、もしここで僕が出て行けば彼との接点は完全に無くなってしまう。ここに住み続けるのは彼との思い出が多すぎて辛いけど、毎月の家賃や光熱費を彼に渡すという口実でまだ繋がっていられる。惨めだけどそう考え、僕は一人で住み続ける事にしました。
僕はてっきり毎月会って近況報告でもしながら彼にお金を渡すものとばかり思ってたのですが、部屋を出た彼は別人のように冷たくて、僕との連絡はLINEで済ませるだけで、お金も振込先を教えられて、そこに末日までに振り込むよう言われただけで、事務的な連絡しか来ませんでした。
2016年の秋、僕は仕事の取材で行った旅先でキールの加護を壊してしまいました。旅先で彼からLINEを受け取ったのですが、僕の住む部屋に19歳の若い男を住まわせたいから同居してくれないかと言われ、更に笑うような口調で、その若い男と3人でプレイしよう、若い男はいいぞ、今ならお前にも分かるはずだと誘われました。苛立ちを我慢できなくなり彼に怒りをぶつけた後、キールの加護を引っ張って壊してしまいました。
直後に酷く後悔して慌ててキールの加護の石を拾い集め、袋に入れて鞄にしまいましたが、やっぱり罪の無いキールの加護に当って壊してしまった罪悪感で胸が痛んだので、旅先のストーンショップに駆け込んで2つのキールの加護のゴム紐を直してもらいました。
2016年の年末、鞄の中からたまたまキールの加護が飛び出して床に落ちました。それを見てたらあの時の彼の酷い誘いを思い出してイライラしたので、大事な話があると言って彼を呼び出し、僕がどんな気持ちで彼を見送って部屋に残ったか、あの時どれほど深く傷ついたか、涙を流しながら彼に伝えました。もうこれで終わりになるだろうと思っていたのでなりふり構わずに、今までずっと押し殺していた本音を打ち明けました。彼は「そうだな、ごめん」と俯くだけでした。
2017年のお正月、僕は例年通り一人で寝正月を過ごしていたのですが、部屋を出たきり一度も戻らなかった彼が突然部屋に来ました。少し前に取り乱したせいでいよいよ追い出されるかと覚悟を決めた時、彼が跪いて「長い間ずっと傷付けて済みませんでした」と土下座のような形で謝りました。年末に僕のぶつけた本音が堪えたと言ってました。今までの彼は人生をいかに楽しく過ごすかばかり考えて刺激を求めていたけど、周りの人をその犠牲にしている事には無関心だったのだと言います。不思議な事にこれまでは僕のように彼に本音をぶつける人は居なかったそうです。だから本当は皆に辛い思いをさせている自覚はあっても、皆許してくれてるんだと思おうとしていたと言ってました。
2017年3月、彼は恋人と完全に別れました。恋人がしばらく別れを渋ってごねていたそうですが、最終的には何とか納得してくれたようです。そして恋人と別れた彼は僕に電話を掛けてきて、もう一度二人でやり直そうかと言いました。彼は実は病に身体を冒されてる身なので長く一緒には居られないかも知れません。今までは病気の不安やストレスを忘れるように遊んでいたそうですが、こんな状態だからこそ毎日を大切に生きなきゃいけないと気付いたそうです。
今月に入ってから彼の病状は急に悪化し、思わしくないようでとても心配です。彼は今まで散々人を傷付けてきた報いだと言いますが、その反面で彼はずっと一人で寂しさを抱えて生きていたんだと思うので、これからは僕が彼の寂しさを半分でもいいので埋められるように、彼を支えたいと思っています。
僕だけでなく彼にまで素敵な気付きを頂き感謝しています。
また魔道具をお願いすると思いますが、その時は宜しくお願いします。