K.H様 (関東地方) よりお寄せいただいた体験談
使用魔道具: 涙姫の哀消 天使の蜜夢 リリスの誘惑 白魔術オーダーメイド魔道具

愛しているけど、結婚は出来ない。

それでも構わないからと彼との交際を始めました。

彼との生活は幸せそのものでした。

朝起きたら彼がいて、仕事から帰ってきたら彼のためにご飯を作って、仕事から帰ってくる彼を迎えて、その日の出来事を話して、彼と一緒に眠る。なんでもない日常が幸せでした。

しかし人間は欲深いですね。私は彼との結婚を望みました。

子供が出来ない限り結婚は難しいのです。彼には前の奥さんとの間に子供がいて、その子と「パパは私が大人になるまで結婚しないで」と約束したのです。父親としてその約束を守らないといけないから君とは結婚できないんだと言っていました。

いっそでき婚狙いなよと友達から言われたのですが、諸事情で私には子宮がありません。

たった10年。そう言い聞かせても、周りはどんどん結婚したり子供が出来たり、幸せそうでキラキラしていて、それを目の当たりにするたびに胸が張り裂けそうで、そんな時にマリエッタ様の魔道具と巡り合いました。

職業柄アクセサリーを身につけることが出来ないので、昼間は通勤かばんに忍ばせ、夜は細石の上において保管していました。

魔道具と共に生活して半年ほど経過したある日、彼から会ってほしい人がいるといわれました。

彼とのご両親とは何度かお会いしたことあるし、誰だろうと思いながら当日を迎え、待ち合わせ場所に彼と一緒に行くと、そこには親子連れが。

「前の妻と、娘だよ」

彼が簡単に紹介すると、女性と女の子はぺこりと頭を下げます。

それから彼が設けた食事会で思いもよらないことを口にしました。

「彼女は今お付き合いさせてもらっている方で、俺は彼女と一緒になろうと思っている。K子(娘)との約束を破ってしまうことをどうか許してほしい」

そういって頭を下げる彼。

そんな素振り一切見せることなかったので、私はびっくりして思わず声を上げてしまいました。

元奥さんは元奥さんでそんな約束を自分の娘さんとしていたことにびっくりして娘さんを見ます。

「あんたそんな約束していたの?」

すると娘さんはそんな約束したなーと自分の記憶をたどっているようでした。

「いいよ。パパも自由だし、ママにできなかった分その人(私)を幸せにしなよ。私はママと二人で幸せになるから」

娘さんの一言に彼は大号泣。

彼が落ち着いたところでオトナノハナシをするからと私と娘さんは席を外しました(恐らく養育費関係のことでしょうが、彼ならきちんと払ってくれるでしょう)

来年中学校に進学する女のことの言葉とは思えない大人びた発言に未だに面食らっていたのですが、更に娘さんは「こんなの普通じゃん。もう二人ともフリーだし、特にパパは一人だから好きに彼女作って結婚することだって出来るし、あの時は子供だったからねー。パパと幸せになってね」と。

あの時はって今も子供じゃんと思いつつ私はその言葉に泣いてしまいました。

こうして元奥さんと娘さんに結婚を認めてもらい、お互いの両親にも正式に挨拶を済ませ、先月入籍を済ませました。

結婚式は彼が二度目なのでなしかなと思っていたのですが、先日彼から「結婚式、しようか」といってもらえたので、お言葉に甘えてお願いすることにしました。

それを式場で働いている友達に話したら「うちで挙げなよ!最高のサポートをしてあげる!!」と胸を張っていました。

いや、あなたも呼ぶんだけどね。

今は半年後の結婚式に向けて打ち合わせしながら彼と夫婦になれた幸せを噛みしめています。

今度ダイエットをサポートしてくれる魔道具をお迎えしたいと思います。新作も楽しみです。

ありがとうございました。