匿名希望様 (地域非公開) よりお寄せいただいた体験談
使用魔道具: 浄渦 透純の魔女 真夜中の雪月花 解呪の蒼燈 黄金の魔女 灰血石の引導 神樹

もうかれこれ5年も前の話ですが、私は某大手企業の子会社に勤めており、そこで不当なパワハラを受けていました。

よくある類にパワハラ(恫喝・無視・ミスの擦り付け等々…)に加え、食品会社でしたので、大きな冷蔵庫が会社内にあるのですが、その中に閉じ込められたり、アイスピックで刺されたり、フォークリフトで轢かれそうになったりなど今も元職場の前を通ると震えが止まらなくなるほどには根深いトラウマを植え付けられました。

このパワハラ社員連中に天罰を与えんためにシフ様とマリエッタ様、お二人のお力をお借りしたのですが、結果として私が退職することですべてが丸く収まりました。

退職理由は引き抜きでした。同業職の友人が結婚を機に海外へ引っ越すのでその穴埋めとして来てくれないかと言われました。

地元ではそれなりに有名なお菓子メーカーです。面談に行くと社長はすごくいい人で、中小企業にありがちのワンマンオラオラ系ではなくとても社員たちを大事にしている様子が伺えました。

提示してもらった福利厚生も今の会社とは比べ物にならないくらいの好待遇で、素で悲鳴を上げていました。

仕事の内容の説明も受けたのですが、友人がやっている仕事内容自体も今の私がやっている内容とほとんど同じで、ここでならやっていけそうだと確信しました。

本当はすぐにでもあの会社を辞めてこちらへ転職したいくらいでした。

向うの会社の引継ぎもあるからと1か月猶予をいただき、その話を自分の会社の上司にすると「いいんじゃない?君バイトだし、引継ぎさえしてもらえればいつでもやめていいよ」とあっけないものでした。

上司自体も私の仕事を軽く見ていたようで、私は2週間後に退職することになりました。

私の仕事を引き継ぐのは例のパワハラ集団のリーダー格の女でした。

「●●さんで出来る仕事だから私引継ぎいらなーい。でも引き継ぎ書は作ってね、読める字で」と出だしから思いきり馬鹿にされたのですが、言われるがまま引き継ぎ書を作りました。

バカの私でもわかるようにかなりわかりやすく作りました。

それこそこの仕事とは一切かかわりのない総務課の新人君でもわかる内容でした。

その引き継ぎ書を手にリーダー格の女から邪魔だのうるさいだの言われながら何度も心を折られながら頑張って引継ぎを済ませ、私はこの会社を退職しました。

通常アルバイトでも退職すれば花束の一つでもくれるのですが、私の場合は誰一人くれることはありませんでした。

あれだけ頑張ったのに所詮はその程度かと悔しくて涙が止まりませんでした。

しかし、ここから面白いほどこの会社が狂っていきます。

私が新しい会社に務めるようになって2年が経ったある日、たまたま近所のスーパーで前の職場のおばちゃんと遭遇しました。

このおばちゃんからは特に何もされず、私の中では「ただそこにいる人」でした。

おばちゃんは私を見るや否や今の会社の現状を話してきました。

掻い摘んで説明すると、リーダー格の女は本当に私の話など聞いてなくて、私が辞めた次の日から職場はめちゃくちゃで、しかもその状態が1年以上続き、この会社から取り扱う製品が半分以上よその会社に移されたそうです。

その結果アルバイトさんの殆どが期間社員の名称となり1か月で辞めされられ、そのアルバイトさんの仕事は残りのアルバイトさんと社員たちでなんとかこなしているそうですが、倒れる人が続出しているといいます。

おばちゃんはもうすぐ定年だし何とか体に鞭を打ちながら頑張っているそうですが、地獄だそうです。

更にこの状況に追い打ちをかけるように年末にノロウイルスが流行し、対策として社員食堂を封鎖。食事は空調の利かないロッカールームで地べたに座って会社から支給された某お弁当屋さんののり弁を毎日食べているようです(因みに選べないとのこと)

この元凶であるリーダー格の女はノロ事件が発生した時期に子供が事故に遭い全身麻痺。その看護のために引継ぎもせず会社を退職。みんなからは脱走兵だのと罵られ現在は消息不明だそうです。

この穴埋めは上司がしているそうですが、それでも力不足だと更に製品をよそに取られたといいます。

その責任に耐え兼ね、上司は現在引きこもり中。本社はここを潰す方向で動いているそうです。

「あんたのこともっと大事にすればよかったって皆行ってたよ。今更遅いけどね」

そういうとおばちゃんはお会計に並びました。おばちゃんは足は悪くなかったはずなのにこの日はずるずると引きずっていました。

ここまで自分の前いた会社が落ちぶれるとは思いもしませんでしたが、私にとってはもはやどうでもいいことです。

今いる会社ではとても大事にされています。

不慣れな私にとても丁寧に仕事を教えてくれた社員の皆さん。

入社した時最初に「これを読むように」と就業規則を渡してきた社長。ここでの最初の仕事はこれを読むことだといってくれました。

挨拶したらきちんと挨拶し返してくれます。ここにきて無視されることはありませんでした。

一人に仕事を押し付けるようなことはありません。誰かが出来なければ誰かが手伝う。できるだけ残業はしないで自分や家族のために時間を使えるようにする。この会社に入社して漸く定時で会社を出ることを知りました。

お給料だって雲泥の差です。正直昔の会社の倍はもらっています。お休みだってきちんといただいています。有給もきちんと使わせていただいております。

お二人のおかげで私は地獄のような場所から逃げ出し、そして私を苦しめた人間たちの因果応報を知ることが出来ました。ありがとうございました。